114 「稗史」を「正史」に変える国々。

 

それはしっかりと歴史を教えることだと考えます。お互いに本当の歴史を隠し神話や伝説の稗史を正史にしてしまう傾向があります。いたかいなかったもわからない人物を作り上げ、あたかもその人物が活躍したような事柄を書き残します。そしてそこから歴史が始まるような教え方をする。なによりも教育が大切だとわかっているのに、その教育の場で間違ったことを教えていく。戦前の日本もそうですし韓国もそういうところがあります。戦前の「君が代丸」のことも誰も知らなくなりましたし近年では日本の借款で韓国がどれほどの大国になったかも教えることが少なくなりました。そういう意味ではそれを推進した朴大統領は、もっと尊敬されてもいいと考えますがそうはなっていません。彼の銅像より「平和の少女像」のほうが多いのですから、やはり個人が優先する「恨」の国ということなのかもしれません。現在「従軍慰安婦」像は韓国に八二、海外には十六像あるとされ、それに似たものを加算すると韓国に一四四、海外に三二像あるとされています。個人的にはこのことが韓国・日本の平和につながる「平和の少女像」なのかと思ってしまいますが、そうすることによってどんな思惑があるのかと思案してしまいます。一時、国会議員になった女性が慰安婦基金補助金を横領して豊かな生活をしているという報道を頻繁に読みましたが、今日の日本にはあれだけ大がかりの人の哀しみの上前を撥ねて、国会議員までのし上がっていく人間はいると思えませんし、すぐに辞任や失職に追い込まれるものですが、韓国ではその後どうなっているのかという思いにもなります。いずれにせよ日韓平和条約を結んだあとの韓国は驚くほどの経済発展をしましたが、それまでの韓国は中国の属国で政治的主権もなくアジアの最貧国だったことは多くの人々は知っていますし、戦前の併合時には大変なインフラ整備や彼らの教育に心血を注いでいることはわかっています。それは植民地政策だからだという人々もいるでしょうし、日本人が中国に代わって属国扱いにしたのも事実ですが、当時の時代性を思い起こせば他にどんな手立てがあったのかという思い生まれてきます。なにもわたしは日本を庇う気持ちはありませんが、当時の朝鮮はどういう生き方をしようとしたのか、どういう国家造りをしようとしたのかという意識は、施政者たちにまったく欠けていたことは書物にはいくらでも書かれています。宗主国の清国に頼っていた人たちが多くいたのも事実です。