40 人間は飢餓との闘い。

f:id:satoyojiro:20210327154251j:plainそれらの人々のおかげで今日の繁栄があるのですが、戦争が起こって喜ぶ人は誰もいないはずです。以前、そんなことをしゃべりますと、武器商人たちがいるではないかと言われたことがありますが、彼らが潤っても一時だけのものです。原爆を投下されたことや全国各地に空襲を受けたりすれば悲劇が伴わないものはないと思います。彼らの身内だって戦地に行くでしょうし深みにはまって行けば、回り出した歯車のように誰も止められなくなります。行き着くところまで行かなければ終わらないということになります。どんな戦争でも悲惨で悲劇に終わるということはわかっているのに、人間は過ちを犯してきました。一つにはわたしたちの歴史が飢えとの闘いだということがあります。自分たちが生きていけなくなれば豊かに暮らしている土地を奪いに行きますし、自分たちのものにしようとします。また逆に奪われないようにと防衛をします。その繰り返しで常に一触即発の状態にあります。今日、あちこちの国々でいつも小競り合いがあるのもそのためです。ロシアが南下政策を宿命としているのも不凍港が必要だからですし、中国が海洋進出を図っているのも太平洋の出入り口がほしいからです。それは植民地時代と大元は変わっていません。日本人がアジアやアフリカに経済支援をしたり人的交流をするのも、そこに金や銀・石油や希少価値の物質の資源があるからです。希少物質が確保できれば先端技術で優位に立てます。国内で伊勢や熊野あるいは金が産出された東北や石見銀山などが何世紀も渡って争奪戦が行われたのもそのためです。北極や南極・月にまで行こうとするのも同じことです。規模が国内から世界に向かったというだけのことです。人間は同胞が生きるためなら別の人間の生殺与奪を平気で行うということです。それはどんな動物でも自分の生きる危険性に追い詰められると、人間でもとんでもないことをやってしまうということになります。ゆえにそうならないようにと細心の注意を払い助け合わねばいけないということになります。人間はどんな動物よりも思考できるから発展して地球上の覇者になったのですが、他の民族や文化・そして生きることに大切な宗教も奪い属国化させたり意識を変えさせたりして支配下に置き、自分たちが生きていこうとします。そのことは有史上消えたことはありません。戦争は領地や宗教・領地の争いから起こると言われているのは飢餓との闘いが根底にあるからです。