13 神社について。(5)

f:id:satoyojiro:20210206010420j:plain ここにも言葉は残っていても物的証拠がないから歴史を遡っていけないということになります。そして神社はどうして急に増えたのでしょう。それは明治維新後の神道による国家造りが影響しています。廃仏毀釈のことは教科書では一応学びますがそのことは現在わたしたちが想像していることよりもはるかに凄まじいものでした。廃仏毀釈とは仏像や経文、仏教寺院を破棄(破毀)し廃仏は仏様を廃する(壊す)ということです。毀釈は釈尊の教えを壊す(廃す)ということです。維新以降の神仏分離によって神道国家を造ろうしたものです。慶応4年(1868)に神仏分離冷が布告され明治3年(1870)に発令されました。それを受けてその後次々と廃仏毀釈が始まりました。わたしも以前興福寺貫主と対談したことがありますがそれは大変なことだったと言われました。想像以上に激しいものだったので言葉を失いましたが、信者たちの献身的な行動で今日多くの国宝になったものが救われたのです。維新とは革命だったのです。